スポーツに限らず、その道を極めた人達の多くが子供の頃に興味を持ったと言います。夢中になることで、子供たちはあっという間に上達します。
ただ、残念ながらサッカーやスケートボードなどと違い、日常の中で子供がゴルフを体験することはほとんどありません。プロの選手からは「親が好きで連れて行ってもらっていた」という話をよく耳にしますが、そうでもなければ機会は稀です。
ゴルフは個人競技でありながら、他のプレヤーを尊重するスポーツです。子供はゴルフをしながら他人への気配りやマナー、ルールを守ることを自然と学んでいくことができます。そんなゴルフに子供たちが触れる機会を作りたい、それもVGAの思いの1つです。
とはいえ、街中で子供にクラブを振り回させるわけにもいきません。そこで考えたのが、広場にマットを敷いてパターを体験してもらうことや、安全なプラスチックボールでショット体験をしてもらうことです。
プラスチックボールを使ったゴルフ体験では、公園の芝を傷めないようにマットを置いてから打つなどの特別ルールを設定し、コース自体も子供達に作ってもらい、遊んだ後は皆で片付けるなど、教育的な要素を高める工夫もしています。

公園や駅前広場でのプラスチックゴルフのイベント風景
これらの取り組みはまだ手探り状態ですが、これからもイベントの開催などを通じて試行錯誤しながら色々と取り組んでいきたいと考えています。